B なるほど! 納得 ビギナーズコーナー 
   気功の歴史と現在  今、ここで味わう気功には、ここにいたるまでのストーリーがあります。そのストーリーを知れば、気功への理解も愛着も深まります。
気功には、@気功という名称もなかった中国の古い時代の文献に示された身心技法の歴史があり、A共産党が政権を握ってから国家の医療厚生政策の一環として成立した気功の歴史があり、B1980年代になって当時大ブームを引き起こしていた気功が日本に紹介されてからの歴史があります。気功の現状は、それぞれに複雑です。気功は完成されたアイテムではなく、創意工夫をこらして洗練させていくものです。
  ☆なぜ毛色のちがった気功があるのか…36歳男

私は外国帰りで、現代日本にかなりショックを受けているところですが(もうだいぶ慣れました)、むこうで座禅を体験して、帰ったら本格的にやってみようと思っていました。帰国してお寺を訪ねてみると、いろいろしきたりがありすぎてとても受け入れがたく、二度と門を叩くまいと思いました。
ですが、瞑想の快感を今一度味わいたい気持ちは強く、気功にも静功というタイプがあると知って、始めたところです。
教室ではいろいろな気功を教わったのですが、たしかに共通するものがあるのは分かりますが、瞑想からはほど遠いものもあるので、どうしてかなと感じて、先生に尋ねてみました。すると、50年ほど前、中国で全国に呼びかけて気功と言えるものを募集したら、3千以上の功法が集まったんだそうです。ヨガまで気功に含めたそうです。太極拳などの武術の基礎練習法も気功にしてしまったんですね。
当時は若者は武術をやればよい、気功は老人向けの体操だという風潮だったらしいです。
いろいろな気功を体験して、自分にぴったりの気功を自修しなさいと先生は言われるので、そのとおりだと思っています。
今、教室で毎回必ずやっている「撼天柱」を、自宅でも毎晩しています。撼天柱のあと続けて静座をすると、非常に深まります。たいてい20分以上してます。あっという間に過ぎています。私には、座禅より静座のほうが合っているようです。
 13  気功なんでもQ&A  気功は、伝統的な徒弟制度の枠の中で伝承されてきましたので、大衆に開かれたものになってからまだ日が浅いのが実情です。語学教育にたとえて言えば、まだ文法のテキストもなく、辞書もなく、教師用の指導書もありません。たった一つ読本だけがある状態です。指導も未熟です。
学ぶ側からは、さまざまな質問が飛んできます。さあ、何と答えるべきか。
 11  気の利いた小品  気功の「気」と私たちが日頃つかう「気にする」「気遣う」「気持ち」などの「気」は同じかという質問をよく受けます。同じだと答えますが、質問者はどうも納得しない。どうして同じだと言えるのか、気功家はもっと丁寧に説明する義務があるのではないか。気功と日本人の気の文化、気の言語表現との間の溝を埋める《言葉の小品》を、折に触れて語ってみます。
 10   二十四気導引座功  陳希夷先生の二十四気導引座功と呼ばれる「気功」は、季節によって身体が変化していくのにあわせてヘルスケアをすべきであるという、古くて新しい提案をしています。温故知新。季節を感じ、季節を楽しめる身体を持つことは、自然を愛する心を育てます。15日ごとに変わっていく節気に合わせて、リリースする「現代版季節の気功」。
   あらためて…気功とは何か  気功を始めてみてから、あらためて今自分がやっている気功にはどんな意味があるのか、気功という大きな海の中でどこに位置しているものなのか、考えてみたくなったとき、誰かに気功を説明しようとして言葉足らずになったとき、参考になるページ。