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筋診断のどこが凄すぎるのか 
ズームアップ筋診断。筋診断のおいしいところを遊覧飛行。筋診断の今昔を、特異な技法を、バックボーンとなっている深遠な哲学と思索を、山部嘉彦会長が一気語り。 
     
筋診断は凄い?         筋診断は凄いって聞きました。    
どこが凄いというんですか?   
なんか、患者の訴えをろくに聞かないで、お腹とか脚なんかをささっと触って、ここ痛いでしょ? どお?痛くなくなったでしょって。
それで、ツボに三角の紙貼って、おしまい。きつねにつままれたみたいだって言ってたんです。 姉が。
私は「そういうことってある」と思ってた人だからあんまり感動しなかったけど、あらためて見直すとやっぱ、凄い。 
 
それ、凄いの?   
凄いです。だって、痛いところをさすったり、押したりしないのに、痛くなくなっちゃうっていうのは、魔術みたいで。
ハンドパワーだって、患部めがけて気を発射して治すじゃないですか。だから、アヤシイけど納得できる。 
 
そうですね、筋診断は、痛いところを確認するだけですものね。
凄いのは、それだけ? 
 
いえ、あの、ツボに貼るのは小さな三角形の紙切れですよね。色のついた…。あれで治っちゃうのがおかしい。   
どうしておかしいの?   
薬が塗ってあるとか、ないですよね。磁気でもないし、電気でもないし、熱でもないし、ただの色のついた三角形。
貼ってあっても皮膚は全然、感じない。感じないけど、効く。 
 
ツボに何をするか     そうですよね。皮膚が色を読んでいるとしか言いようがない。皮膚は微妙な感覚器だ。色によって経絡情報をその場で受け取るんだから、反射ともいえるし、一種の脳だね、皮膚は。
筋診断も、ハジメのはじめは鍼をツボに刺していた。次に磁石を乗せた。ダイオードを乗せたこともあった。それから、色体になった。形は円、六茫星と進歩して、今は正三角形。 
 
 どうして正三角形なんですか。  
これは、筋診断を開発した河野忠男先生も説明できなかった。30年近く前、ツボに円シールを貼るのに限界を感じて、山梨に住むある超能力者に尋ねに行った。 そこで、三角形だと示唆されて、以来、三角形にしたわけ。  
ええー… じゃ、説明抜きなんですか。超能力者の直観?   
なぜ三角の色片なのか          河野先生が存命の時は、それでよかった。先生が、こうだって言われた。私たちはそれを真実としそのまま受け取るだけだったから。   
山部先生は、今はどうなの?    
ただ継承するだけじゃ、教祖にいちばん近いのは誰かというハナシになるだけ。逆にいえば教祖サマは凄かったという、逆行思考に陥る。
宗教のたぐいはみんなそうなる。 
 
ということは、山部先生は、自分で説明しようという気持ちになったんですね。   
私は、いつでも、そう心がけています。
でね、あるとき閃いた。正三角形というのは、そもそも次元装置で、これは球と内接する正多面体の関係、つまり宇宙と人間、または人類と「私とあなた」の関係を表現する普遍性なんじゃないかと。 
 
難しくて、わかんないです。   
わからなくていい。ただ、人間は、宇宙の子であると。宇宙の「声」に反応してしまう存在なんだと。三角形四面で作る正四面体と、光は宇宙の形と運動である。
ほら、『ラピュタ』で飛行石が出てきて、あれは天地の軸のエネルギーになってる。光の正八面体だ。軸に対して直角方向の水平面を回転している。非常に示唆的。
広い意味で、筋診断はその摂理を活用しているわけです。 
 
そこも、よくわかんないです。   
わからなくていいよ。でも、色体を直接使う以上は、色体とは何か、知っておくべきでしょうね。   
陰陽五行説の色体論    色体というのは、陰陽五行説の、木火土金水とそれに配当された青赤黄白黒のことじゃないんですか?   
陰陽五行説は木火土金水の運動素からなり、それが森羅万象からなる色界を出現させる。その一つ一つを色体というんだと。色彩のことじゃない。色界における形あるもの、それが色体だ。五色はそのもっとも抽象化された色体です。解る?物や現象にはことごとく色がついているでしょと。ついてないのは、空と水と水晶だけ。気体、液体、固体全部に変化する水は、色界の特殊存在にして王であると。
だから、肝臓が青で゛心臓が赤で…というのは、逆立ち解釈で、青のエネルギーが肝臓を形成する、赤のエネルギーが心臓を形成する…と読み直さなければならない。 
 
そうなんだ! だから、青をあてがえば、肝臓が直っちゃうんですね。   
肝は、青的色体   なかなか飲み込みがいいぞ。そうなんだ。青的色体であることを忘れかけている肝臓に、おまえ、青であることを思い起こせよって呼びかけるのが、筋診断なんだよ。肝臓にとってエッセンスである青がカンフルになる。その青を受け取る鍵となるのが正四面体であり、受け取る場所がツボなんだな。   
でも、筋診断では、経絡を使うでしょう。経絡は物じゃないですよね。現象なんですか。   
経絡の正体      解剖してもないんだから現象だね。死んだらなくなるから生命現象だ。
経絡は、私は石井陶泊先生の説を支持します。発生の三胚葉を原基とする、生命の設計図、工程表みたいなものですね。だから経絡は物じゃない。現象の一種だけれども、記憶といえば記憶、残り香といえば残り香。ふつうは潜在していて、必要になった時に、使える状態になる。記憶と再生ですね。 
 
石井陶泊っていう人、凄い人ですね。経絡を科学的思考で捉えかえそうとしたんですね。
きっと、仲間うちでは煙たがられたでしょうね。 
 
敗戦直後は鍼灸を禁止されないように孤軍奮闘。でもGHQが鍼灸は潰さんと決めたら、もう結構ってね。その後は学会というかこの鍼灸師の業界で、ほとんど無視状態だったようです。多くの鍼灸師にとっての関心は、経絡の正体はどうでもいいことで、どの経絡をどう使えばどのどの症状にぴしゃっと効くかにかかっている。ほとんどの鍼灸師にとって、経絡は利用するものであって、正体を追求するものではないんだね。   
それはそうですけど、筋診断だって、効かなければ、存在意義はないんじゃありませんか。   
もちろん、そうだよ。河野先生発起以来30年。ブレイクはしなかったけれど、続いてきたのは、やっぱり効くからでした。効果がなかったら、見向きもされないし、効くと評判をとっても名人芸にすぎないものだったら、世代を超えて広がらない。   
筋診断の名の由来    その話はまた後からすることとして、筋診断ではもう一つ、筋肉を扱いますよね。   
はい、診断に使うんです。診断に使うので、筋診断っていうんです。   
筋肉を触って、痛いでしょ。色体を手に持ってごらん、ほら痛くなくなったでしょって。あれですね。   
AKの筋肉観  いくつかの骨格筋が、内臓の異常の際、筋力が低下する、という発見をしたのがジョージ・グッドハートというアメリカのカイロプラクターで、この人の発見をもとにしてアプライド・キネシオロジー(AK)という医療分野が成立したんです。1970年ころですね。
河野先生は日本にやってきた、このAKの一派「タッチフォーヘルス」を知り、それをヒントに苦労して合理的な診断・治療体系を組み立てた。筋診断へと大進化させて、AKの誤謬を正すことまでやった。
AKの連中は鵜呑み継承です。経絡を鵜呑みの鍼灸師を笑えない。
1999年になってAKの「タッチフォーヘルス」が日本に「里帰り」した時、河野先生に、こんな本出てますって見せてあげたら、パラパラとめくって、「なんだ、昔のと同じじゃないか」と言って怒りをあらわに唾棄された。ご自分の、長年の研究発展のご苦労を思い返されたんでしょう。
ですから筋診断だって、河野先生の業績を鵜呑みにしているだけなら、河野先生にきっと笑われます。 
 
筋診断研究会の奮闘        笑われるんじゃなくて、痛罵されるんじゃないですか。オレが死んだあと進歩してないのかって。
筋診断研究会になってから、発展させたこと、あらたに発見したことはありますか? 
 
それが…たくさんあるんですわ。
思いつくまま、挙げていきましょうか。研究会発足から間もない期間、会長を小野田の浜野富士代先生にやってもらい、私は顧問に退いた。浜野先生は意欲的に筋診断研究を進め、多くの発明・工夫・発見を発表しました。
たとえば、患者を北向きに寝かせるべきこと。外心包経外三焦経の発見とその対応診断筋と原穴それに色体の発見など。会員の間からも、新しい捩じり方の色体紐輪への改良。色体ネックレスの発明がありました。
それから、磁気診断器を捨て、電池診断器に替えたのも、大きな変革でしたね。 
患体は北向きに仰臥
外心包経、外三焦経、関門穴、濃いピンク
色体紐輪
色体ネックレス
ボタン電池診断器 
これらは、研究会発足から間もない数年間のできごとでしたね。   
そうです。浜野会長のリーダーシップを感じさせますね。   
山部先生は、前線に出ていませんね。   
そうですね。浜野先生のほうが実力がありましたからね。
浜野会長が辞職して数年後の2008年に、河野先生が亡くなりました。亡くなる数年前から先生は弱って引退状態でしたし、私たちは東京との音信が途絶えておりました。亡くなったあと、私の中に先生を尊敬する気持ちと遠慮があったことを、自覚しましたね。
その時期に、石井陶泊の経絡論に出会います。それをきっかけにして、筋診断は、脱皮しはじめます。そして診断筋マッサージを発明しました。 
胚葉筋マッサージ 
あ、いま、胚葉筋マッサージって呼んでいるやつですね。   
新しい血を入れて飛躍      そうです。内実は筋診断で用いる診断筋を、片側だけさらさらマッサージをかけるのですが、診断筋と言うと、筋診断を知らない人にはわけがわからない。でも、三胚葉なら、高校の生物の時間に習って知ってる。だから、何となくイメージできる。これは、記念碑的作品といってよいと思います。
それから、アヒムサ健康法を提唱された岡林龍之先生が残されたCCテストを、筋診断に導入したことも、画期的でしたね。いま、首振りテストと呼んでいるやつです。これも、CCじゃ一般の人には通じない。首振りなら、すぐ解りますから。河野筋診断に新しい血を導入したということ。そして一気に飛躍したんです。 
首振りテスト 
面白いですけど、河野筋診断からの逸脱という評価もあるんじゃないですか。   
ははは。河野先生自身がさまざまな治療法から学び、どんどん新しいものを導入して筋診断を発展させました。河野先生が導入するのはいいが、弟子すじが勝手に外から導入するのはけしからんって言うの? 河野先生が聞いたらバカいいなさんなっておっしゃるでしょう。いや…気に入らなかったら、そんなの筋診断とは言えないっておっしゃるかもね。動診を導入することを、イヤがりましたからね。河野先生には、清濁二面性がありましたね。   
ほかにも発明品が、ありますか。大胆なヤツが。   
ありますよ。これはごく最近の進展ですが、正四面体ダイスの導入があります。  四面体ダイス 
あ、さっきの宇宙の子の話ですね。あれは、どんなきっかけで見つけたんですか。   
筋診断アイテムの宇宙的感覚      あれは、NOOSの半田さんの、プラトン立体の解釈がヒントになりました。しかし、それ以前から、筋診断には宇宙的ニュアンスが漂っていたんです。筋診断には、いくつか奇妙なアイテムがあります。六色の色体を六茫星の周囲に配置してガラス球の中に閉じ込めた「色体球」とか、六茫星を組み合わせた金色のフラクタル図形を凸レンズの中に閉じ込めた「オルゴンレンズ」とか。色体球は、仲間うちではドラゴンボールって呼んでました。
ピンクを加えた六色体、それを形にした正六角形や六茫星には宇宙的パワーがあるって、みんな感じていました。色体紐だって螺旋に編んで固定すれば、宇宙の運動形態ですからね。
 
でも、六角形や六茫星は二次元形象ですよね。   
キミ、意外なこと言うね。
そうなんだ。だから、二次元から三次元に変換するために、球体に閉じ込めたり、レンズにして凝縮したり放散して三次元に転換しようとしたと言えます。
その意欲を、一気に突破したのがプラトン立体 色体です。
 
あの…さっきから出てくるプラトン立体って何なんですか?   
球に内接する正多面体…あのね、そのくらい自分で調べなさい。   
正四面体とは…     じゃ、あの、正四面体っていうのは…。   
四つの正三角形の三辺を共有させて畳むとこの立体形ができる。その四つの頂点は、球に内接する。頂点は球面を形成する無限の点の中の4点だ。何を意味するのかな。球の内部を突き抜けるライン。その一辺の長さが4本引ける。半田さんは、自己・他者の関係性を象徴すると解いた。   
冒頭の話ですよね。   
ここでは、筋診断は宇宙のパワーと無縁じゃない、正四面体や螺旋や三原色や光と密接に絡んでいるということで収めておきましょう。ツボに貼る小さな正三角形の色体(色片)も、平面の二次元の三角じゃなくて、実は正四面体の一底面なんだ。身体の歪みは、力を加えることによって変形させられるという、物としての面がありますが、生命体にアクセスするには、心の法則にのっとって訴えればいいのだし、もっと生命の根本にアクセスするには、宇宙の法則にのっとって刺激すればいいわけです。球だとか回転だとか螺旋だとか面点変換だとか、そういう形や運動が生命を調えるんだ、というあたりで切り上げましょう。
要するに、筋診断は陰陽五行説を飲み込んだ、とまでは言い切れませんが、見えてきましたね。 
 
心包三焦の色体    いえ、あの、ピンクの話もしておきましょうよ。   
そうそう。なんで心包経・三焦経の色がピンクなんだ。
これはね、きっかけは間中喜雄先生なんです。 心包経・三焦経は臨床的にみても、他の五行経に勝るとも劣らない重要性を示しているのに、配当される独自の色がないというのはけしからんというわけ。で、ある時閃いて、心包経の治療にオレンジ色を使ってみたら効くので、これを発表された。思いつきでオレンジにしてみたけど、どうなんだろうかって。
河野先生が追試してみて、これはオレンジよりピンクのほうが効くと。で、筋診断ではピンクでやってきた。しかし、ほかの研究者はグリーンだと。薄めのグリーンですね。
ただ、当てずっぽうなんですね。偶然これ、効くからこれ使おうってやつ。説得力なし。
 
効くから使うなんていう態度は、二流か三流ですよね。   
ピンクという色の本質     はいはい…。そのピンクですが、札幌の会員が、インターネットで偶然、ピンクは色じゃない、宇宙の暗黒の色だ、という物理学者のコラムを見つけて教えてくれた。
ああ、そうだったのか。白黒と色の三原色で表せるのは可視光線のレンジにすぎない。でも、その外側に見えない色が満ちている。その見えない色の「代償」こそピンク(マゼンタ)であると。見えない色を見た目がどうしても色で見たいというと脳はピンクを示すんだと。この話はたいへん示唆的で、私は納得しているんですけどね。 
 
心包三焦の謎に迫る学術的ヒントなんですね。  
そうですね。…という具合に、筋診断は、経絡から生まれて、経絡を解明するような力を秘めている。   
それでは、実技の面で凄いと思えることを披瀝してくれませんか。   
指極性    それは、何といっても《フィンガーポラリティ》と《経絡リング》でしょう。
人差指と中指の極性は相反する、というヤツです。極性というのは電池の+−、磁石のSNですね。この違いは右手と左手の極性は相反する…身体の右半身と左半身は…前と後ろは…深奥部と体表は…男と女は…と、拡大分離します。実際に筋診断で使うのは、指極性が中心ですが、普遍的な真理を内包しているところが面白いといえます。臨床に使えるようにするにはまだまだ試行錯誤が必要ですが。
経絡リングは、色体の効果(力)を強化する働きがありますので、操法を見ていると、非常に複雑で、不思議なメソッドだと感じると思います。筋診断は凄いなというよりは、筋診断には凄味があるなという感じがするでしょうね。 
 
人差指と中指の極性が違うことを利用して、筋診断ができるんですか。   
はい。筋診断が鍼を捨てたあと、磁気をツボに貼ることにした。あの、肩こりに貼るやつ。で、あの磁気粒のA面とB面では、当然NS相反していますから、人体に対する作用は同じはずがない。河野先生はいろいろ研究して、経絡が実のときはS面を貼り、虚のときはN面を貼らなけりゃいけないと証明した。それから、磁力は強い必要がないこともはっきりさせた。150〜400ガウスで十分だと。強すぎるとかえって副作用が心配だと。
そして、あるとき、偶然に、親指と人差指で作った輪が、磁気と同じ働きをすることを発見するのです。つまり、有名なOリングと同じ。Oリングには別の用途があると言ってもよい。
こうしてたちまちNSリングと指極性がブレイクしたのです。 
 
経絡リング        経絡リングとNSリングは違うのですか?   
経絡リングというのは、NSリングと肘の角度の組み合わせによって、各経絡の虚実と補瀉を特定する技法です。
NSリングは、いまは、+−と呼び換えていますが。Nリングは−リング、Sリングは+リングになりました。指頭だけでも電気的性質を示すのですが、親指と結ぶといっそう効果が高まるんです。経絡リングの詳細は、特設ページをごらんなさい。 
 
はい、のぞいてみましたけど、凄いですね。どうして肘の角度や手首のひねりで経絡が解るんでしょうね。   
河野先生が、とても自分の能力で見つけたとは思えない。降りてきたんだねと言ってました。   
インスピレーションのこと?   
というより、霊言というか、教えというか。真理の降臨ですよね。
GグッドハートのAKも、降りてきたんだと思うよ。人間業じゃないからね。ああいう発見は。 
 
経絡リングで使う3本指で作る輪は?   
マスターリッグ   マスターリングと呼んでいます。万能リングですね。経絡が虚していても実していても、マスターリングが反応する。反応してから、その経絡異常は虚なのか実なのかを決めればいい。   
あ、3本で作ってたのを゛人差指と親指の輪にするか、中指と親指の輪にするか、決めればいいと。
マスターリングで通せばいいのに。 
 
平衡印          うーん。マスターリングの効き目を10とすれば、2本指輪は15くらいの効き目があるから、やっぱり特定する方がいいと思うよ。
左右の指で作ったマスターリングを、お腹の前で組み合わせる「万能印」を「発明」したのは河野先生なんだ。雑誌に発表された。1999年ころだよ。 
 
ええっ! 凄い発明なのに、はやらなかったですね。   
筋診断の仲間も、気功の仲間も、関心を示さなかった。河野先生自身も、偶然に見つけたやつだから、普及しようとも思わなかったんですね。経絡リングが判りにくい人は、これでもしておきなさい、やらないよりはマシだから…っていう感じでした。   
いまは、平衡印っていうんですよね。   
首振りテストと組み合わせて、自分にとってどの平衡印が合うのか、はっきり判るようにしたから、受け入れられるようになったんです。ガラクタ箱の中からの掘り出し物ですね。ちょっと磨いたらピカピカになった。瞑想の友としてこれ以上はない印です。三環掌なんかは気功家の観点だな。  平衡印三環掌
平衡印無想術 
それって、筋診断なのかな。   
そこですよ。筋診断をマスターして困ってる人を治してやろう…なんて思っている人には、瞑想の印なんて無関心です。経絡リングでさえ、河野先生の時代には継子扱いでしたからね。
私自身のはなしになるけれど、筋診断と気功は別物だった。それが、胚葉筋マッサージ開発のあたりから、どんどん接近してきて、ここ数年核融合状態です。気功の中に筋診断、筋診断の中に気功。 
 
それで、昔からやってきた人にはちょっと難しく感じるんでしょうね。   
ということは、はじめから融合しているのを学ぶ人には、自然な流れとして受け取ってもらえるわけだね。   
自己調律法の開発      たとえば、瞬間統一法三部作なんか、凄いと言えるんじゃないでしょうか。   
三部作っていうのは…まず平衡印無想術…   
…と、兪府のチューニングと、烏口突起のスイッチングですよ。なんか、ごっちゃになりそうですけど。それに、先生どんどん改良しすぎですよ。  兪府のチューニング
烏口突起のスイッチング
はいはい、往年の河野先生みたいだね。河野先生に来ていただいた当時の筋診断協会九州支部例会は毎回新発明の披瀝で、我々は感嘆するだけ、おかげで実力は全然アップしなかったからねえ。
いまキミが言った技法は全部、首振りテストとセットになってますね。首振りテストによる自己調律法三部作でもいいね。たしかにこれらは、筋診断と気功とアヒムサ健康法の融合傑作ですよ。
こうして全体を見渡すと、首振りテストの導入は、エポックメイキングなできごとですね。汎用性があるし。 
 
その、首振りテスト、難しいっていうか、分かりにくいんです。これがよく判らないからってあきらめる人いるんですよ。第一、筋診断の腹診も筋触診も難しいでしょ。ツボ取りも難関…。   
色体ネックレスの威力     それを言っちゃおしまいだよ。でもね、筋診断の凄さの片鱗は、色体ネックレスをしてみれば解るんじゃないかな。筋診断に使う診断器のたぐいは、実はみんな治療器でもある。早期に開発された色体板、色体球、オルゴンレンズなど、みんな、左右どちらかに持っているだけで、調う。でも、値段が高い。何万もする。それに、右か左か自分で決めなきゃならない。当時はそれを的確に判断する技法がなかったから、治療器としての普及はなかったんです。河野先生が嫌がったこともありますし。私は高いのが不愉快でしたね。
それが、会員のNさんが、色体捩じり紐を、経絡リングの並び方順に編んだ筏帯を作って頸に巻いた。そうしたら痛くて回せなかった頸がサーッと回ったんです。頸には右も左もない。これだ。
それをヒントにして作られたのがTさんの色体ネックレス。これは文字通り、巻くだけ筋診断です。ボランティアンの荒木公子先生(当会臨床筋診断士)が、東北大震災のあと、Tさんの協力を得て避難所にこれをどっさり持って行ってプレゼントして絶賛された。施設では、介護職員が、入所者のみなさんの動きがよくなった、受け答えがはっきりしたって。一般売りの値段も1000円だし。 
色体ネックレス 
そういえば、色体ネックレスを巻いてみて、首を回したらラクになったって。よく判りますもんね。でも、問題は首振りテストで判断するのが難しいってことなんです。ネックレス巻いたとたんにわーって回れば判るんだけど。 
頸振りテストは、どんどん改良されてきました。どんどんハッキリ判るようになってきてます。要するに、頸をスッキリさせれば判りやすくなる。それには、息の間隙を利用する、顎を緩めるといいって、解ったんです。
こうするんです…どうですか?
首振りテストの改良
判る…判りやすいですっ。
これって、今年のヒット作品じゃないですか。 
 
…になるといいですね。   
いろいろお話しを聞いてきましたが、いちばん凄いのはやっぱり筋診断の本法そのものですよ。早ければ2〜3分でツボまでとって、ガラリと体調を調えてしまうんですからね。体調だけでなく、気分も変わる。気の身体が調ったんだって判りますもんね。   
取経は変わる     そうですね。ただ、筋診断がアクセスするのはまさに気の身体に対してだから、効き目も気の身体の特性に従属する。気力体力がある人の不調は、気の身体が自ら直ろうとして刻々と変容する。だから色体の効き目が長持ちしない。
長く体調不良や病気で悩んでいる人の筋診断はむしろ固定的です。快方に向かい始めると取経も変わってくる。しかし、それなりに健康な人っていうか、日頃気功をしている人なんかは、調子が悪くても1回の筋診断でスパッと直る。で、翌日にはまた取経が変わる。だから、自分でやる筋診断の比重は重いんです。
これからの筋診断は、自己調律と相互調律のダブルスタンダードですね。 
 
それも、考えてみると、凄いですよ。最先端の現代医療で外から薬や刺激を与えたって、それで治るわけじゃないんだ。治すのは自分だっていうことが筋診断を受けてみるとよく解るのですから。   
そうですね。
でもそれだけに、筋診断は万能じゃない。むしろ現代医学医療のほうが、器質的症状に強い。それに気功やってたって、筋診断やってたって、ガンになって死んでしまう人はあとを絶たないからね。死と死に至る病は、自然過程で、どうしようもない。人はその病気を苦にしないことができるだけなんだよ。 
 
では、このページはこのへんで。
みなさん、あちこちのおへやに遊びに行ってくださいね。ありがとうございました。 
 
     
  初版2016年9月3日