山部先生の東京講座 | 丸まる一日、じっくり学び、 しっかり練功する 気功+ヘルササイズ+筋診断 の総合講座 ¥5,000- |
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2003年の『東京レッスン』以来、 優れた中国人気功家に学んだ功法に込められた 身体哲学を掘り起こし、練功で得られた確信を 関東一円の気功仲間とともに確かめ合う 定期講座。 気功の将来像を模索し、 次世代の指導者を育てたい気功愛好家のための 情報の交差点。 遊びにきてください。 |
次回は 7月20日 於 調布市東部公民館 京王線仙川徒歩8分 桐朋学園東南かど |
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●ごあんない 7月20日の講座は、以下の要領で開催します。 とき:7月20日午前11時~午後0時半 午後1時半~午後5時 (昼食各自持参のこと) ところ:調布市東部公民館 会費:5000円(午後のみ4000円) 問い合わせ・申し込み:福岡気功の会事務局または山部嘉彦 yymb@r9.dion.ne.jp テーマ:高橋正體術のコツと野口晴哉整体体操 站樁に親しむ |
つい先日、福岡気功の会の月例練功会で『暑さが苦にならない体を造る体操』をやりました。これは整体協会が発行している『全生』の20年ほど前の号に載っていた記事の抜き刷りで、野口晴哉が、整体体操を会員に普及させようと熱心に指導していたころ(昭和40年代)のものです。 これを取り上げるにあたり、とにかく記事を声に出して読んでいくことにしたのですが、みんな、聞いただけではまったく解らない。それで私がいちいち解説しながら進めていったわけですが、今度は言っていることが解っても、語られている動作や姿勢を再現できない。整体が重視する背骨に関する知識が、私たちにはないからです。 そこを解説しながら、何とか形を作るところまでいって、今度はまた、体操の要領がよく掴めないのです。 しかし、この体操は、高橋正體術が解っていれば、それほど難しくはありません。要するに、体勢A=現状から体勢B=理想に転換するのに、A状況を維持する大黒柱を崩してB状況を形成するための焦点Cに力が集まってしまうような、または逆に力が拡散してしまうような形をまず作るわけです。あとは、息を吸いながらまたは吐きながらCに「気を集める」。集めておいて散らすか固めるか。そのためのコツは、呼吸の間隙を用いることです。 馴れてくると、気が集まるとか散るとかいうのはこのことかと理解できます。うまくいくときは、力ではなく、やはり気なのです。気としか言いようがない。 意と気はちょっと違う。意は他動詞で気は自動詞です。ですから、「気を集める」というよりは「気が集まるようにする」です。集まって、高まったところで、ぽっと抜く。力なら脱力、気なら散らす。散らすというより消すのです。 気功では、流す・寄せる・引く・圧縮する・弛める…はよく用いますが、消す・抜くというのはあまりありません。周稔豊老師の亀蛇気功・神亀服気ぐらいですね。初心者には、ちょっと難しいと思いますが。 それはともかく、『暑さが苦にならない体を造る体操』では腰椎3・2・1が調律されて弾力が回復するような体勢を作るのです。野口の言い方を借りれば 「或る形をとってフッと弛める。一番力が入って弛まない処にもう一つ力を加えておいてフッと弛める。このどちらかをやればそれで調整されて、その形が残る。これを利用した体操の組み立て方なのですから、最初の形さえ上手に作れば、後はその位置にギューッと力を入れてフッと抜くという、それだけで決まる。一度にできない方は二つ三つに分けて、何回かに使った方がよろしい」 となります。 こういうのは、いきなりやろうとしても、一人ではまず、できません。人のやっているのを見て、自分もやってみて、失敗するのを見たり体験してみて、少しずつ要領が身についていきます。 前回、非常にオーソドックスな「リセット操法」をやりましたが、これを土台に、整体体操や、これまでこの講座で扱ったことのある高橋正體術を復習してみようと思います。自分で要領を掴んだら、それを教えられるようにならなければ、学ぶ意味はないというべきです。 |
○3年間気功を習ったら、誰でも身につけていたい単操功法を、ジャンル別に3つずつ定式化しようと思い立ち、プランを策定中。 たとえば… ○呼吸法なら①邪気の呼出②吐濁補清③背後七顚 ○マッサージなら①陽経拍打②筋膜マッサージ③診断筋マッサージ ○静座なら①亀息②嘻字気訣③兪府のチューニングと平衡印 ○正體術なら①合蹠行気②浮き膝③リセット ○伸展法なら①腸腰筋ストレッチ②背抜き目通し③ハンモック体操 …という具合に。 で、呼吸法に「漏気・気沈丹田」をいれようと思い、教室でやってみたが、60点を合格にして53点までしかやれない。イマイチとはこのことか。 次回、やってみましょう。 |
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