27 太極杖 
   聴勁

相手の杖に加える力が基準。

自分の力の
方向・速さ・量とその変化を
できるだけ自由にコントロールできるように

相手の力を慎重に読む。杖を伝ってくる力の変化を読む。
これぞ聴勁。

太極杖に勝ちなし。あるのは負けだけ。
聴き損じという「負け」だけ。
太極杖とは

長さ180p、太さφ3pの円柱棒。その両端をとった二人がたがいに相手の力を読んで押す・引く・ひねる「わざ」をかける。「わざ」を受け、「わざ」を返す。
「押す」「引く」「ひねる」は言語である。これを「会話」にするか、「討論」にするか。
 太極杖の基本

杖の端を握って向き合い、
相手が
押さば引き、
引かば押す。
杖に常に一定の力を加え続ける。

力で相手を制圧しようとすれば
ただの力比べになってしまう。
 太極杖のルール

勝手に押さない。勝手に引かない。
両手を同時に離さない。
杖以外の場所を触らない。

相手が力を抜いたらタイム。中断。

あいさつで始め、あいさつで終わる。
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